雑文録

とりあえず書いたものを置いておく用

【あらすじ千本ノック】これまでの成果物の一覧【随時更新中】

・習作であるので完成度が低くても恥ずかしがらない、試行回数を増やしてPDCAをガンガン回していこう

・お題募集してます

・ファールは自分でなんか違うな……ってなったり単純に反応が貰えなかったもの、ヒットはたとえ出オチでも何かしらの反応をせずにはいられないくらいのインパクトがあるもの(なのでヒット部分だけ読んでくれても良いです)

・ヒット以上のはなろう辺りにバンバン投げ込んでも良い気がしてきたが、あそこが嘘予告やあらすじ単体で投げ込みまくるの規約違反じゃないか分からないので後で

・お題募集してます

 

■一打目(ヒット)

 

・Plan(使用したお題、心がけた点)

 

お題『どう足掻いても変態ちゃん⇒品行方正でなければならない立場だが、錯綜した性癖や強すぎる衝動に振り回される女の子が、自らの欲望を制御しようと戦う』

お題『哲学する超新星の歌姫⇒宇宙をまたに掛ける大型新人の歌い手が、変態性欲とは何かについて哲学する?』

 

別の企画で投げられていたお題を見ていたら、急に“マニュアル”が降りてきたので何も考えずに作って一人で爆笑してたやつ。理論(マニュアル)と実践(これ)がほぼ同時に思い浮かんだので、後々まで時間が開いても二つの並べて見ながら運用できるので再現性が高い。

 

・Do(成果物)

 

http://karina-kamei.hatenablog.com/entry/2020/06/23/175312?_ga=2.20973048.290072814.1592900130-1704328570.1592180869

 

雑多なアイデアメモ⇒けもフレっぽい導入・太陽温が低下した未来なのでマフラーしてる地球ちゃん(マフラー引っ掛かって「たすけてー」なる)・人類は科学技術でギリギリ生きてるが、ほとんど身体や遺伝子をデータ化して乗り切ってる状態(要はガンマ線バーストした後のディアスポラ)・アイドル営業中に性欲が爆発して、重力変動で地球ちゃんと衝突しかける失敗をしてしまったところから話が始まる。このままじゃアイドル続けられない!・シナリオのジャンルは『オズの魔法使い』とかに連なる『おうちが一番』の系列で、性欲について調べていくうちに清楚な第一印象から性欲オープンにしたキャラ付けで人気出てる地球アイドル(⇒Vtuber?)が居るのが分かって、じゃあ私も地球ちゃんとの百合営業(ガチ)しても良いんじゃん!!!ってなってハッピーエンド(地球ちゃんは太陽系に帰れない)・天文ネタは小学館の宇宙のやつ(こども百科事典)でゴッソリネタを集められる?

 

・Check

あらすじ単体としては複数の人に(ハーブでもキめてんのか?とかアイエエエ……とか)反応を頂いたので悪くないと思うんだけど、自分の持っている知識や展開の引き出しと合わなかったために『嘘予告』のままで止まってしまった。

 

・Act

自分が知識を多く持っている/活かせる経験のある領分へと、舞台や物語を引き込めるようなお題の選択?

 

■二打目(ファール)

 

・P

お題『異世界への窓(⇒自分の世界とは全く異なる景色を見せる板の。その向こう側へと行こうとする※妖精)』

お題『消された未来からの復讐(⇒愛を誓い合ったことを忘れた相手に、二人が一緒になると未来を誓い合った※エンディングの果てから訪れる妖精)』

 

※印より後ろは二つを一つのあらすじに結合するために、双方のお題がある程度作られるまで空白欄にしてました。確かノリと勢いで作った一打目でも同じだったと思います。

 

・D

「わたしを好きだと言ってくれた、あの人の居る窓の向こうへ」

 

妖精メアは異なる空間同士を繋ぐ転移魔法『窓』の使い手の家系に生まれたが、メアの作る『窓』は入ることも出ることもできない出来損ないばかり。魔法が使えなければ妖精としての地位が保証されない妖精境で、メアは魔法の練習中に偶然この世界とは全く異なる風景を映しだす『異界への窓』を呼び出してしまった。それ以来メアは魔法の練習に疲れると『異界への窓』を隠した場所に向かい、映し出される異世界の景色を眺めるのが密かな趣味となっていた。

ある日を境に『異界の窓』は別種族の異性ゴトウと繋げられたまま固定されてしまい、人見知りのメアは話しかけてくるゴトウを疎ましく思う。しかし自分が妖精であるというだけで愛してくれるゴトウと、メアは徐々に打ち解けていって妖精境での愚痴や異世界についての質問を交わすようになる。やがてゴトウと『窓』が途切れても変わることなく互いを好きでいようと誓い合ったメアは、『異界の窓』の向こうに行くため更に魔法の技量を高めていく。

現実世界の冴えない青年ゴトウは気付いたらヒロイン全員が妖精のギャルゲー『妖精境にようこそ!』の世界に転移していた!目の前にはサブヒロインの妖精メア、二年ぶりに会えましたねってなんのことだ?チート能力も魔法もないけれど異世界文明の利器もメアが『窓』で取り寄せて、妖精境に迫りくる帝国の脅威にも現代兵器で無双する!その功績を認められてゴトウは別種族で初めて妖精境の支配者への謁見を許され、愛しのメインヒロイン妖精姫アリアちゃんとの出会いに期待MAX!あれ……メインヒロイン、妖精姫アリアちゃんは?異界の技術で既存の王権を打倒した『妖精帝王』ってなんのことだ……メア?

 

――“メアルート”のエンディングで永遠の愛を誓い合ってから二年間。

 

※雑多なアイデアメモ⇒元の世界に妖精が侵攻?電子機器の液晶があれば何処からでも妖精境と繋げられる『窓』、スマホというネットワーク世界への窓との関連性?妖精境にようこそ!自分が妖精であるというだけで愛してくれるゴトウを好きになるが、ゴトウは妖精であれば誰でも良かったという対比。

 

・C

なんか……なんか違うんじゃないか!?となってしまった。今までの自作で終盤になるほど展開が荒くなっていく時の、その手癖がモロに出たような展開だな!という点では課題の洗い出しに役立ってはいるか。当然これを某掲示板に挙げた時は誰からも反応は貰えなかったが、ここで見つけた問題点から翌日の三打目でヒットを飛ばせたのかもしれない。

メアが呼び出した『窓』には自分√のエンディングを終えた後、他のヒロインの攻略ルートに進んでいくゴトウも映っていた……というのが前半と後半の間の出来事で、お題(消された未来からの復讐)のメインの部分なんですけ当該あらすじの中にそれを組み込めていない。元の世界になんて戻りたくない主人公ゴトウは転生モノを意識してメタっているが、なろう文脈への理解が浅すぎてちゃんと活かせていない。

ちょうど掘り当てたエロゲの曲の【変わらないで、ねえ言ったじゃん。変わることなく好きでいようって、形ない口約束かんたんに終わるのね。止めないで、ねえ永遠に続く恋をしようって――】って歌詞にかなり影響を受けたけど、お陰で手癖がガンガンに出まくってしまった感もあるので千本ノック中は変に歌詞がある曲は聞かない方が良いな

 

・A

とはいえ『ストライクとボール』を避けるための、お題の選択方法には幾らかの法則を見出すことができた。まず固有名詞よりも言葉遊び的な造語や、シチュエーションを表す品詞の組み合わせが使いやすい。これは作者ごとの“展開や知識の引き出し”というのが固有名詞に紐付けられていて、この部分の可動性を確保しておくために固有名詞の指定はない方が良いということ?

またお題の中に含まれる形容詞や自分が持ち出してきた知識の引き出しに、物語の舞台となる要素やこれから起こる出来事がイメージできる単語が入っていること。時間的、空間的な広がりを指定してくれる単語が、どちらかのお題に存在していると打率が高くなる(“超新星の”や“立方体⇔仮想空間”、“羊毛刈り=災厄”など)

 

■三打目(ヒット)短編として執筆中

 

・P

③主題『羊毛刈り(⇒印象:②人間という羊を導く神という羊飼いが①滅びない程度の災難を与えるのは、彼らの代謝物が過剰になるのを防いだり回収して維持費に充てるためだ)⇒』

③主題『律法体(⇒印象:②古代において超自然的な構造物として神聖視されていた立方体は①全てが人造の世界では最も簡易でありふれた形となってしまった)⇒』

 

・D【あらすじ千本ノック】■契約の豆腐[Unity cube]■【三本目:執筆中の書き出し部分】http://karina-kamei.hatenablog.com/entry/2020/06/28/185331

 

・C

何故かあらすじじゃなくて書き出しが生成された……この辺のユーモア?は『狙って出してやろう』と思ってなくて、ただ単に自分の思うことを出力したら自分と常識のズレから勝手にアイロニーが発生したみたいな感じ。最近分かってきたが何かしらズレてる人が単純にウケを狙って作品までズレさせるとわけ分らんことになるので、自分のズレがどこにあるか把握して活用法を覚えていく方が良さそうだ。

 

VRC住人以外から好感触だったので書き出すことに。上記のはすげーゴリゴリに技術面の考証もせずに書いたから、本編でもはもうちょい読みやすい文章になってるはず

 

二本目と三本目の間に創作関連の掲示板で『あらすじで引き込むの難しくない……?』に対して『超むずいと思うし、同時にだからこそ一番練習したい部分でもある。〇〇氏のお陰で然るべき情報の切りつめがあれば文章は書けるし、設定とかの発想力は△△殿を参考にできるんだけど、ここに居る結構な人にとって脚本とかあらすじって結構な鬼門だと思うし』というような会話があってモチベーションが二日連続で続いてたと思い出すなど

 

・A

Cと併せて書き終えたら考えよう……

 

■四打目(ファール)

・P

③主題『世界.docx(⇒印象:②周りに暮らす人々や訪れていない土地を含めた広大な世界は①文字によって記述され、書き換えることで過去と未来も改変されてしまう)⇒』

③主題『綿雲よりも柔らかいもの(⇒印象:②幸福をも恐れて綿で怪我する弱虫が、①自らを傷付けないものを探す))⇒』

 

・D『人間失格.docx     .exe』

人と人が通じ合うための言葉ではなく、独自のルールによって事物に作用する異能を実行する言語、正しい書式で記述することで任意の現象を引き起こすことができる『呪文』の存在する世界。過去と未来の出来事を全て記したとされる遺物『アカシャの書』を解読した言語学者オサイ=ダーザムは、それが『書』そのものに呪文を発動させて存在形式を変更することで『この世界』という現象を実行している“呪文”の書であることを知る。

呪文とは『アカシャの書』を意思疎通に用いる言葉から書き換えて、世界を改変するための書式であった。そしてアカシャの書を解読して書き換えることのできる呪文師は、過去から未来までの全ての事象を見通して自由に書き換えることのできる全能の存在となるのだ。オサイ=ダーザムは卓越した呪文の才を除いては守るべき家族も正義も持たず、これまでにも自殺未遂と心中未遂を繰り返している精神的な破綻者として扱われてきた。全知全能で精神を患った、世界を破壊しうる薬物中毒の神として討伐隊を組まれたオサイだが、彼は王国に投降して囚われの身となることを自ら選択する。

討伐隊長として駆り出された時呪文師のチタ=ケイは『アカシャの書』を取り上げられ、厳重に囚われたオサイから投降した理由を聴取する。オサイは世界を滅ぼすどころか誰かを傷付けることすら恐ろしく、むしろ自己の存在を『書』から消し去ることを目論んでいたと語る。オサイが過去と未来の出来事を全て記した『書』から最初に読み取ったのは、『書』の正体ではなく自らの求める“安心”が世界の始まりから終わりまで一度も存在しないという事実であったのだ。

「綿雲よりも柔らかいもの、幸福ですら傷付く弱虫をも抱き締められるもの――それは暗闇か?静寂か?私はそう考えた――違ったのだ。この半生の中で自らの心に一度の安らぎも訪れなかったのだとしたら、私の思考しうる概念の中にそれは存在しないのだ。故に私はこの世界に存在しうる全てを知り、その全てを書き換えることができたとして、書の中にも存在しない自らの安らぎを書き足すことだけはできなかったのだ」

 

オサイは『書』を使って世界にただ一つだけ呪文を発動したと告白する。それはオサイの半生を綴った長大な文章によって構成され、最後に『ただ、いっさいは過ぎていきます』という意味の言語で締めくくられるものだ。

 

(※この先はちょっと無理があるか?一時間で作ったアドリブ故仕方なし)

その呪文はあと数秒したら世界に効力を及ぼすという、オサイの言葉を聞いてからではチタはその“過去”の出来事を書き換えることは叶わなかった。それから世界は表面上――何も変わっていない。光呪文師も音呪文師も、火呪文師も氷呪文師も雷呪文師も、空間呪文師や心呪文師はごく稀にだが存在する。現在から世界の終わりまでの全てを記した『アカシャの書』を管理する者は呪文を使えない文盲の武人にのみ統一されており、また万が一に『呪文』を読み取れてしまった場合に備えて、常に満ち足りており欲を持つことのない者が選出されている。アカシャの書は何時開いても、今日の出来事から記述されている。

 

・C

今回は起承転結まで書いたな……マニュアル撃てる(ファールかヒットにはなる)ときの条件はなんとなく見えてきた感じがするので、後は当たった中からファールとヒットの際の要素を比較してPDCA回していく感じになるかな、とこの段階でようやくブログに起こす気分になる。

作品に関してはまた展開に『後半の悪い手癖』が出ている、二本目に非常に近い展開だが気付いたこともある……そういや自作、オチから作ったことないなと。大体勢いで作った序盤の展開をバックストーリーとして下敷きにしつつ、それより後の時系列から本編を開始していくパターンが多いから後半の展開の息切れが明らか。

 

・A

敢えて言うなら『本編のある過去編を作る(後日談を本命に据えた前日譚として書く)』っていう方式だと物語の着地点を定めて書くことができる(ポートフォリオの『夕暮れ戦争』と『茨の王冠(執筆中)』は後日譚が先に書かれていたり構想レベルで存在する。この方式だと二作品分のコストがかかるのが問題だが、これができてなかった『鋼の森のアリス』は後半の展開の弱さ(世界や主人公が変化していかない)が著明だったので、改稿する際には後日譚から始めても良いかもしれないなと思うなどした。

 

■五本目(ファール?)

 

P 別所で企画に乗ってくれた人のあらすじの書き方を参考に、お題の品詞をキメラにして主語で物語を立ち上げて述語でオチをつける感じを試してみた

 

③主題『“守る必要のない秘密”の同盟(⇒印象:②公に知られれば不利益になるが誰も知りたいと思わない真実を①互いに共有しあうことを目的とした同盟)⇒』

③主題『“永遠の14歳”という仮想人格の継承(⇒印象:②14歳の間だけ“彼女”を演じることで①“彼女”は永遠に14歳であり続けることができる)⇒』

+桜の木の下でロシアンルーレット

+ワンピースドレスを着た狂人

⇒秘密の同盟によって継承された“永遠の14歳”という仮想人格(主人公)が、桜の木の下でワンピースを着てロシアンルーレットをする(オチの)話

 

D

karina-kamei.hatenablog.com

C

上記の方法を参考にさせてもらった場所で『演じ始めで拳銃自殺まで持っていけるんだろうか』と言われて確かに……となった(感染型の噂話に対して感染源を即潰す方向性の解決だから、拳銃自殺は初手で行わせないといけないので詰み)

あらすじの述語にオチを依存させる形式で事態の終結まで書けるようになったけど、終盤の展開が雑なのが自分の弱点に変わりはない(特に手癖が出るとヤバい世界や事態にもっとヤバい奴が出てきて何もかも無茶苦茶にして終わるみたい展開になりがち)
あと単純に下敷きにできる知識や経験がないので、超新星アイドルと同じく嘘予告で終わるやつ

 

A述語でオチを固定する時点で、書けるような物語の方向性に落とし込んでいく必要がある?手癖の発生率が高過ぎるのはワンドロ時間の短さとかもあるけど、素直に依り代(模倣やオマージュ先)を考えながら書いていった方が良さそう

起承転結でいう起承をキメラにした主語、転結をキメラにした述語で設定できること自体は有用なので次に活かしていきたい

 

■ストライクとボール(使えてないお題:後で再利用させてもらうかも)

・墓石のゴーレム

・コライダーを持たないネフィリム

・セフィロトの苗木:生命の樹は、旧約聖書の創世記にエデンの園の中央に植えられた木。命の木とも訳される。生命の樹の実を食べると、神に等しき永遠の命を得るとされる。 カバラではセフィロトの木という。

・宇宙卵のメレンゲ

・仮想人格の継承

・聖櫃

・ヒンノムの谷

グノーシス(あるいはテクノ・グノーシス

・文化英雄

・黄金の林檎

・トゥアハ・デ・ダナン

・オシーン

・ゲーデ(ハイチのヴードゥー教)

ウィツィロポチトリ

・バーバヤガ

盤古

・企業傭兵

・図書館

・聳える砂漠

・魔法学校

・守る必要のない秘密

・農家

・哲学繊維

・水中都市の空模様

・王都炎上

・殺す直前に飽きてしまう殺人鬼
・死ぬのが怖いと死にたくなる
・虚空より来たる歌
・平安遷都
尊皇攘夷
水晶宮殿
産業革命