雑文録

とりあえず書いたものを置いておく用

◎このブログについて

 

漫画家は絵を描きます(当たり前ですね)

ですが小説家は必ずしも小説の他に文章を書くとは限りません。

そして落書きや下絵、ペン入れをしっかりした一枚絵、コマ分けして台詞を入れた絵の集合としての漫画、という労力と創作媒体としての完成度が相関する段階のようなものが絵にはあるわけです。が、小説と漫画は創作物として成り立ちますが一枚絵で金を取るとなると少なくとも画力がプロ級でないとならず、そして絵とは違い読むために金のみならず労力と時間を少なからず消耗させる小説というのは、おおよそ新人賞を勝ち取るか なろう辺りでデイリートップに躍り出るくらいはしないとマトモに読まれもしないわけです。

SNSでの呟きなんて頑張っても精々が落書きや下絵のようなもので、まあ無駄ではありませんが下絵だけ描き続けてもペン入れや漫画までが上手くなるわけではありません。そして一度のスパンあたりに膨大な時間と手間を要する漫画/小説とは実際のところ何かしらの反響を期待せずにはいられない本番のようなものであり、練習のために書ける数にも限りがあります。そして下絵のプロットや呟きと完成品たる小説の間には大きな隔たりがあり、下絵と漫画の間に位置するものとして『一枚絵』にあたるような、数を回せる『読まれるための短い文章』というものを練習することが自分には必要だ、ということで発信のための文章を練習する場を設けた次第です。

私に必要なのは実際にウケて読まれることではありません、ただ『読まれることを意識した文章』というものを日常的に書き続け、本命たる小説に向けての文章力と構成力を養うことにあるのです。むしろウケないこと、読まれないこと、それに悩み修正を加え続ける試行錯誤を今ここで繰り返すことで、一度のトライに膨大な手間と時間を消費する小説におけるエラーの数を減らすのが目的であると云えます。私は基本的に『こういう小説書きたいよね……』みたいな話をつらつら書いていく『小説書けないよね談』に終始すると思いますが、また違ったものを書くこともあると思うので楽しみにしていてくださいね。